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― 鬼子の決意 ―

※一族妄想です


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反魂のこと



俺は鬼子だ。

誰かに言われるまでもなく、俺は鬼子だ。

俺は親に似ていない。

俺は人にも似ていない。

なぜなら俺には角が生えている。

まともな人間なら俺の姿を見て"人"だとはまさか思うまい。

俺だってそう思っているくらいだ。

俺は、俺たち一族は呪われている。

種絶と短命。

それは、この家に生まれたと同時に命と共に授かるものだ。

だが、この姿はなんだ?

神から授かった力が髪や目の色に宿るせいで、やはり俺たち一族は普通の人とはどこか違う。

父上は俺の姿を見ても「おかしい」とは思わないそうだ。

ほかの家族も何も気にする素振りは見せない。

もしそれを愛情というのなら、それはおかしいと俺は思う。

俺は鬼子だ。

親の真意すら猜疑の眼で見ずにはいられない。

これを鬼と呼ばずになんと言うのか。

俺にはわからない。

そしてとうとう、俺は人の命を奪った。

一瞬の出来事だった。

灼熱、衝撃、苦痛、恐怖、絶叫。

ぐしゃり、と崩れ落ちる音。

それが俺の死だった。

だが俺は無事、生きていた。

無事なはずだ、俺のかわりに父上が死んだのだから。

人の命を喰らって生のびた。

俺は鬼子だ。

誰かに言われるまでもなく、俺は鬼子だ。

俺を人だと信じて愛してくれた人の命を奪った。

そうやってこれからも奪い続けるのだろう。

自分が憎むものの全てを斬り捨てて、奪い取って、生きてやる。

たとえそれがどんなに醜かろうと、そうやって生きる。

そのために生きる。

それが鬼の特権だ。
















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