スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

初代と子供語り。

※一族語りと妄想です。


annino.jpg


初代当主とその子供というのはほかの一族の中でもかなり特別な関係に思えます。

神に保護された初代当主は天涯孤独の身の上だと知らされても、すぐにはそれがどういうことなのか理解できないでしょう。

父親が殺されて、母親が行方不明。その上自分は呪いがかけられた。そんなこと突然言われたって自分は一体どうすればいいのやら。

とにかく神に言われるまま流されて、元服を迎えていないような未熟な精神と体で交神の儀を行うのでしょうか。

そうして出来た子供は唯一の肉親。親以外に始めて触れる人間の体温はそれはもう暖かくて、ただただ愛おしいの一言に尽きるのでしょう。

朱点討伐の使命を理解できなくても、この子を失いたくない。強くなりたい。そんな単純なことが当主が最初にいだく切実な願いだといいなと思います。

秋津安里の信条は一意専心。他に心を向けず、その事のみに心を用いることという意味があり、安里にとってその一意こそが娘の伊乃でした。

既に死んだ親の事より娘のために生きたいと、そう考えたのです。

伊乃の名前の由来はいの一番。この世で一番大事な存在という意味です。

この子を授かった時点で、識字もろくにできなかった安里が一生懸命考えた名前。

一生のうちで一番多く呼ぶことになる名前。




スポンサーサイト

テーマ : イラスト
ジャンル : ゲーム

一族の名前とか。

秋津一族の名前は見た目の雰囲気などの由来の他に、プレイヤーの好きな音ゲー曲のイメージから名付けていたりします。


安里→ ULTiMΛTE /TЁЯRA
伊乃→ The Trigger of Innocence / Seiya Murai
霜月→ 20,november / DJ nagureo
稲波→ INAZUMA / dj TAKA
みのり→ INORI / dj TAKA feat.HAL
静→ Silence / 猫叉Master
月雪→ 月雪に舞う華のように / 猫叉Master
白夜→ 白夜幻燈 / 猫叉Master
絶度→ ZED / USAO
赤雁→ Red Goose / Mutsuhiko Izumi
雪雁→ Snow Goose / Mutsuhiko Izumi
優勢→ 優勢オーバードーズ / PON
丹珠→ Tangerine Stream / dj TAKA
伸久→ sync / OutPhase
深奈子→ Mynarco / positive MAD-crew
大介→ Daisuke / Y&Co.
白羽→ 白い飛び羽根 / ミシュカ
虎大和→ Tiger Yamato / Tiger Yamato
灼→ 灼熱Beach Side Bunny / DJ Mass MAD Izm*
散羽→ The Sampling Paradise / Mamonis
経介→ HELL SCAPER / L.E.D.LIGHT-G
玄之守→ Chronos/ TAG
間宜→ Aegis / IT medalion
紅焔→ 紅焔 / PON
幾史音→ IXION / L.E.D.
ソル→ Sol Cosine Job 2 / DJ TECHNORCH
空登→ ACT / RAM
座影→ the shadow / kors k
ゼノン→ Xenon / Mr.T
燦→ Heavenly Sun / AKIRA YAMAOKA
叉龍→ Good-bye Chalon / 猫叉Master+
名々星→ ナナホシ / S-C-U
凍光→ Frozen Ray / dj TAKA
黒点→ 黒点 / あさき
樹之→ 嘆きの樹 / 金獅子
有真→ Almagest / Galdeira
量子→ 量子の海のリントヴルム / 黒猫ダンジョン
之依→ neu / 少年ラジオ



Akitu anri → AA / D.J.Amuro



38名。本当に好きな曲ばっかりだ。


テーマ : 雑記
ジャンル : 日記

一族まんが 初代の死んだ日



※一族妄想まんがです


a1.jpg


a2.jpg

a3.jpg

a4_20130227183953.jpg

a5.jpg

a6.jpg





霜月は父親似。







テーマ : イラスト
ジャンル : ゲーム

伊乃の告別

※一族語りと妄想です。




伊乃の告別

ino2_20130227200022.jpg

呪いとは何なのか。
私はいつも考えていた。

「あなたの使命は朱点童子によってかけられた呪いを解くこと」

初めてそう告げられたときもすんなりと受け入れることができた。
自分はそのために生まれてきたのだと初めから知っていたかのように。

天界からきた私を父は黙って抱きしめた。

嬉しい。
この人に出会えたことが。
この人のために戦えることが。
この人と共に生きていけることが。

幸せだ。
生まれてこれて幸せだ。


私達の家は京に用意されていた。
家の周りには何も無い。

奪われたんだ。鬼や妖怪に。
私達だけじゃない、京の人達も生活、財産、そして命。

取り返したい。そう強く思った。

京に来てからは毎日武器を握って訓練に明け暮れた。
自分より大きな得物に振り回されながら。
手に肉刺が出来てそれが潰れても、爪が割れても、体が軋んでも全然苦じゃなかった。

討伐に行くようになってますます怪我が増えたけど、むしろそんな苦痛を受けないために強くなろうと思うようになった。

鬼や妖怪が一番欲しいものはやっぱり人間の命なのだろうか。
だとしたら、鬼を殺すことは喜びと言えた。

人の大事な何かを奪うものに対する当然の報いだ。

弟が生まれてからさらに頑張れた。

そしてとうとう自分にも娘ができた。

なんて愛おしいんだろう。
この子のためだったらなんだって出来る気がした。

私の人生は充実していた。
そう思えるほどに、呪われているという事実よりその使命に没頭していたのだ。

父上が死んだ。

病気でもなく、怪我でもなく、寿命で。

そのとき初めて呪いというものを「理解した」のかもしれない。

短命と種絶。

これがそうなんだ。

私もそうなんだ。

娘も弟も。これから朱点を討つまではずっとこれが受け継がれていくんだ。


悲しい。


当主を継いでから私がしっかりしなければ、という気持ちにかられながら今までと違う何かが私の中に満たされていった。

娘たちの成長する姿を見るたびに、喜びと共に違う何かが双倍していく。


そしてついに自分の番がやって来た。

想像していたほど痛みや苦しみは無かった。

父上のように最期に何か言いたくて、口を開いた。

「ごめん」

違う、こんなことを言いたいんじゃない。なのに。

「ごめん・・・・・・ごめんなさい」

それがやっとだった。

そのまま飲み込まれるように意識が遠のいた。

そのときようやく自分の中に満たされてきた何かに気がついた。


虚しさだ。


満たされたんだ。身も、心も。


虚しさで一杯に。















テーマ : イラスト
ジャンル : ゲーム

初陣のこと。

※一族語りと妄想です。

丹珠ちゃんの初陣話

tanntan.jpg


見ているだけでいいと父上が言った。
私たちが守ると当主様が言った。

それでも緊張していた。

まだ目的地の大江山にだって着いていないのに呼吸が整わず、足取りが重い。

なんて不甲斐ないんだろう・・・・・・。

今すぐにでも逃げ出して仕舞いたい。
さっきからそんなことばかり考えていた。

「着いたぞ」

父が言って視線を上げた。

「あ・・・・・・」

なんて、なんて綺麗。

これから鬼切りなんてするのでなければいつまでも見ていたいくらいだ。

大丈夫だ、あんなに訓練したんだもの。

そう意気込んで足を踏み入れたとき、

「やあ」

心臓がはねた。

声のさきを見るとそこには赤い髪の少年がいた。

これが鬼なのかと思ったが、ほかの皆は武器を構えていない。知り合いだろうか。
でも普通の人間とは様子が違うようだった。

だって体の向こうから景色が透けて見えている。

そして少年は語りだした。

自分も鬼から呪いを受けていて死ねない体だということ。

同じ様に呪われていても私たちには家族がいるから羨ましいということ。

生き別れのお姉さんがいること。

もし呪いが解けたら探しに行きたいということ。


それだけ言うとどこかに姿を消してしまった。

私は父にさっきの少年の事を訪ねた。

「奴は神の使いで、俺たち一族に助言をするように言いつけられているらしい。さっきのように関係ない身の上話をされることもあるがな」

と、父が言った。

神様の使い。
私たちに助言してくれる。
そして、彼も呪われている。

「朱点童子を討てば、さっきの方も救われるのですか?」

私は父に聞いた。

「ああ、そうかもな」

そう言って父は足早に鬼の巣窟へと足を踏み入れた。

置いて行かれないように私も後に続いた。

はやく強くなるんだ。

一族のために。

そしてさっきの少年のために。

ひとりぼっちだと言っていた。

寂しいと言っていた、私と同じ髪の色のあの少年の為にも。

心臓の鼓動が高鳴っているのを感じる。

緊張とはまた違う、何故だか心地よい何かに体が支配されていた。




私がその感情の名前を知るのはまだまだ先の話だ。










テーマ : イラスト
ジャンル : ゲーム

・月別アーカイブ・
・カテゴリ・
・記事検索・
。。。。。。。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。